先走る感性

現役文系大学院生が知性よりも感性に従って書くブログ。感性は常に知性の前を行くのだ。

研究計画書の書き方(文系)

 

前回で院試で最も重要視されるのは研究計画書と面接だといいました。でも研究計画書の書き方って言われてもよくわかんないですよね、、、。

学部のゼミなどで特別な指導を受けない限り、普通の文系学生はちんぷんかんぷんだと思うんです。

そこで今回は基本的な研究計画書の書き方をお教えしたいと思います。

 

計画書作成の前段階と時期

 

一言前提として言っておきたいのですが、いきなり研究計画書を書こうと思っても絶対に書けません。なんとなく自分のやりたい研究が頭の中で理解できてもそれを言語化することは難しいからです。

 

頭の中の抽象的な研究対象→専門用語を用いて言語化する→ロジカルな文章にする

 

のが一連の流れです。

 

研究計画書を作成する前段階として行うべきことは

  • 学問としての専門用語を習得する
  • 研究対象を決定し、先行研究から未研究分野かつ需要がある課題を発見する

ことです。

 

この2つを達成するために行うこと。

 

それは専門書と論文の多読です。

 

専門書は学問領域の基礎から応用的まですべてを網羅すべきです。

基本的な理論、用語を理解することは今後行う研究の土台を築くことだけでなく、研究計画書の執筆に大きく役立ちます。そして基礎知識を元に自分の研究分野の論文を読み解くことで適切な理解を得られるのです。

 

専門言語を適切に理解し、用いる能力は議論の場において大きな武器になります。

 

僕の場合は、3年の12月初旬に大学院進学を決意し、そこから新たな研究内容を模索し始めました。12月時点ではほぼ白紙の状態でした。専門書と論文の多読を行い、3月初旬に計画書を書き始めました。6月末には提出の準備をしたかったのでこれくらいの期間があれば十分だと思います。

 

計画書なんて4,000字程度、研究科によってはWord一枚なんてとこもあんのになんでそんなに時間かかるの?っと思うかも入れません。一言言っときます。

やればわかる。その難しさが。

 

 

具体的な研究計画書の書き方(文系)

 

良い研究計画書とは読み手が一読すれば、研究の背景と先行研究の実体と進行具合、問題点、リサーチクエスチョンが論理的に理解できるものだと思います。

なにか新しい研究をして、新しい結果を導出することが求められる大学院では、

 

リサーチクエスチョンこそが最も重要なのです。

 

そう考えると、必然的にリサーチクエスチョンを中心に据え、それが明確になっている計画書を作成すべきです。これは絶対に肝に命じるべきです。

 

僕がおすすめする一番基本的で簡単な研究計画書の書き方はこれ。

 

 1.研究の背景(先行研究)、研究の目的

  →どんな問題なのか、どのように研究されてきたか、そして自分の研究の意義や目的とはなにか

 2.問題意識

  →先行研究でどこまでが明らかになっていて、何が未研究かつ需要があるのか

 3リサーチクエスチョンまたは仮説

  →自分の研究で明らかにする点、または現時点での仮定

 4.分析手法

  →どんな手法を用いて研究を行うのか。具体的に記す。

 

この書き方に当てはめれば大概はスタンダードな研究計画書が書けると思います。

まずは自分で一度書いてみてください。難しさがわかるはずです。

 

 

計画書の質的向上と添削

 

研究計画書は通常、何回も推敲されるべきです。他人に見てもらうことで自分では気づくことのないミスが発見できます。僕が推敲をお願いしたのは、

 

  • ゼミの教授
  • 大学内の他の教員
  • 関連した研究をしている他大の先生や研究員、大学院生
  • 同大学卒でコネのある先輩

 です。

 

学問分野の格上の方に見てもらうことで計画書のロジックが通っているか問の建て方(リサーチクエスチョン)が正しいか分析方法が正しいか、などが修正されていきます。

僕の場合は、分析手法の部分で大きな修正を迫られました。農村調査というミクロの視点では、調査対象をどのように選定するのか、何人に調査を行うのか、どんな調査方法を用いるのか、何を聞くのか、など、細部に渡って記入する必要がありました。

一方で、政策や現状、統計的処理などのマクロな視点では、情報をどのように、どの媒体から入手するのか、などを書く必要がありました。

 

やはり訓練を受けていない文系大学生にとっては一人で研究計画書を適切に仕上げることは困難です。

合格を手繰り寄せるため、計画書は絶対に他人に見せましょう

 

では、だだー