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先走る感性

現役文系大学院生が知性よりも感性に従って書くブログ。感性は常に知性の前を行くのだ。

文系大学院の選び方~アプローチ方法という視点~

文系大学生の大学院選びについて詳しく解説しようと思う。

僕は私立経済学部から国立大の社会科学系に入学した。その時の大学院の選択基準である。 

国立大学を目指せ

文系大学生が大学院進学を希望する時、特別な理由がない場合は絶対にまず国立大学を目指すことをおすすめします。

理由は以下のとおり。

  • 学費が安い
  • 科学研究費の採択件数が私立より多い
  • 研究科が大きく、人数が多い

一般的に大学院には学部と違って偏差値がないと言われていますが、実際には研究施設や研究のレベル、知名度、就活実績などを総合評価すると、

私立より有名国立大学を第一志望に考えることに異議はないと思います。

 

私の場合、私大経済学部から国立の社会科学系の研究科に入学しました。内部進学をしなかった理由は研究科自体の人数が少なかったことや学びを受けたい教授がいなかったこと、そして学費が高かったことでした。

 

進学先は研究科よりも教員に重視して選べ

上で大学院はまず国立大学を選択すべきというアドバイスをしました。

しかし、これだけでは不適切すぎる助言です。なぜなら大学院での研究は担当教員(ゼミの先生みたいな感じ)がもっとも重要だからです。

 

では担当教員の選択基準とはどのようなものでしょうか。僕が考慮した点を重要度順にまとめました。

  • 教員の研究と自分がしたい研究とのアプローチ方法が似ていること
  • ゼミの雰囲気が自分のタイプであること
  • 教育に力を入れており、学生に厳しいこと
  • 学生や同業者、世界からの評価が高いこと(博士課程まで目指す場合は重要度は高いかも)

ここでは第一の要点だけ詳しく解説します。

基本的には研究の「アプローチ方法」に注目するのが一般的です。わかりやすく言うと、どんな視点から研究を行うのかということです。この辺のことって研究者は当たり前のように言ってくるけど初心者にはわかりにくい部分だと思うんですよ。

社会科学系を例に挙げて説明すると、

  1. 研究の分野と対象(開発経済学、地域経済学、対象地域の決定etc...)
  2. 研究のアプローチ方法(政治ガバナンス、経済理論、人口移動etc...)
  3. 研究の分析手法(ミクロ計量分析、比較制度分析、歴史分析etc...)

に分解でき、かつ1から順に決定するものだと考えてください。なぜアプローチ方法が重要なのかというと、1.研究の分野と対象 は自分の意志に依存して決まるからです。というか、わりと簡単に決まる。

自分の研究を体系化させる時に一番悩むのが2.研究のアプローチ方法 なんです。そして研究の軸になる部分と考えてもいいでしょう。だからこそ担当教員との意見のすり合わせが最も求められるのです。

 

研究の対象を「タイ南部における少数民族の観光産業復興」にした時、アプローチ方法の異なる「タイ南部の歴史分析」を専門とする教員を選択することは正解とは言えないということです。逆に自分が取りたいアプローチ方法を用いて他地域で研究する教員を選択する方が正解と言えるでしょう。

 

  まとめ

 

以上が文系大学生の一般的な「大学院の選び方」です。

っておい、なんか矛盾してないかこの記事!って思ったそこのあなた!

そうです。少し矛盾したことを私は書いています。

それは、

教えを受けたい教員が私立に入る場合にはどうすりゃいいんだよ!

って話です。

 

この問題をあまり書かなかった理由として、同じような研究のアプローチを取る教員は複数いて、国立大学にも大概の確率でいる。ということなんですよ。

 

どうしてもこの先生じゃなきゃ嫌なんだ!って思ってしまったら私立を優先していいのかもしれないです。まあ、「教員」以外の満足度は国立を下回るということに我慢できればの話ですが。

 

今回のまとめとして、文系大学院の選び方は

  • 国立大学を目指すこと
  • 研究科よりも教員を重視すること

です!

 

以上、ばいちゃ!