先走る感性

現役文系大学院生が知性よりも感性に従って書くブログ。感性は常に知性の前を行くのだ。

「勉強好き」だけでは大学院進学の根拠になりえない。

 

[文系大学生がなぜ大学院進学を目指したのか]

 

「大学院進学なんて、勉強好きなんだねえ、、、」

 

とよく聞かれるのだ。だからまずはじめに言っておきたい。

 

僕は勉強が好きではない。 

 

 これまで「勉強」が好きと思ったことは一度もなかった。どちらかと言えば小さい頃からスポーツや外遊びに惹きつけられるタイプであった。

小学校~高校まで野球漬けの日々だった。そりゃ高校受験や大学受験の特は勉強したが、才能は正直言って「そこそこ」レベルでだった。

 

じゃあなんで大学院行きたいんだよ、大学院で何したいんだよ。

っていう質問に今回はお答えしよう。

 

[大学受験と大学生活転換期]

 

大学受験で仕方なく勉強した世界史に魅せられ、僕はなんとなく「国際系」の学部への進学を希望した。

 

例えば

  • 異文化コミュニケーション学部
  • 国際日本学部
  • 国際文化学部
  • 国際コミュニケーション学部

など、、、

しかし世はグローバル化で国際系学部は大人気。僕はあえなく全敗した

そして失意と共に「経済学部」に進学した。これが僕のいい意味での人生の転換期であった。後々説明しようと思うが「経済学」こそが最強の学問分野であると僕は考えている。

 

希望ではなかった経済学部での大学生活は最初はつまらなかった。しかし大学二年目に入ったゼミが大きな転換期になった。

 

僕は大学受験で世界史を学んでから世界の「紛争」とか「貧困」とかを漠然と考えるようになっており、「国際協力」に携わりたいという気持ちがずっとあった。僕が選択したゼミは国際公共政策を考えるゼミで、対象は廃棄物であった。

最初の夏休みの課題は「循環型社会」という北海道の廃棄物を議論の中心としたお堅く、同じ箇所を三度読んでも気づかない程度の本だった。

ゼミ選びも失敗だと思った。もう大学生活は暗黒だと思っていた。このときは。

 だが、いつかトンネルには出口がある。僕はそこにたどり着いた。

循環型社会 (中公新書)

循環型社会 (中公新書)

 

 

[ターニングポイント ]

 

大きなターニングポイントは三年の夏休みにフィリピン・マニラで行った実地調査であった。「大学三年の夏」、この時期は就活において重要な期間であり、大概の学生がインターンやOB訪問に時間を割いていた。「就活」がリアルに目の前に迫っている。そんな時期なのだ。でも僕は非常に迷っていた。

 

『大学卒業して流されるように安定して「就職」していいのか。でも文系の学生で国際協力の道に進めるのは修士が大半だ。でも大学院行ってまた勉強するなんて俺には無理だ。そもそも勉強嫌いだ。でもここで諦めたら一生国際協力の道は拓けないだろう、、、。後悔だけはしたくない、、、、。』

 

というのが自分の心の中だった。つまり、簡単に言うと

夢を叶えるためには大学院で研究する必要があった。しかし、進学・研究できる自信がなかったのである。

 

そしてこのフィリピンでの調査は結果的に成功に終わり、研究自体は帰国後の学内・学外研究大会で優勝を飾った。これが僕の自信になり、大学院への進学を強く決断させたのだ。

 

僕のターニングポイント、それはフィリピンに行ったゼミの実地調査だった。

 

 

[まとめ]

 

今回僕が言いたかったこと、それは、大学院に進学する根拠って言うものは、

「もっと勉強したい」とか「研究楽しそう」とか「就活めんどくさい」とかいうものではなく、ただ純粋に「夢を追いかけたい」という気持ちに基づく場合もある

ということである。

 

なにか夢を叶えるためにはさらに学問を深め、実践的な専門性を身に着けなければならない。そんな気持ちで大学院への進学を決意したのだ。

 

研究したい→大学院への進学

ではなく、

叶えたい夢がある→夢の実現には大学院への進学が必要→大学院への進学

こういった「夢」とか「希望」、「熱意」というような抽象的な感性が実は「研究」、「理論」「実証」と言った具体的かつ体系化された学問の根底を下支えしているのである。